《基礎トレーニング 約30分》
・ラジオ体操 第1でウォーミングアップ
・ヴォイストレーナーによる体を動かしながらの
フォーム作りで自然体の美しい発声!
・分離唱とカデンツで音感を養う
《全体練習 約2時間》
・休憩をはさんで、楽しく集中した曲作り
古橋先生の指導のもと、
女声ならではの美しく繊細な表現を追求しています
《フォローアップ練習 30分~1時間》
・苦手や不慣れの克服 、パート練習など・・・
次の発声運動は、H.23 7/12付けでコンサートマスターの増田睦実さんが、ご自分の経験から、わかりやすくまとめた発声運動です。今までの発声法の応用です。身に付くよう練習しましょう。
<自然体>
筋肉が柔軟な正しい自然体は、無駄な力が入らずバランスのとれた運動が始められる。美しい声の条件は柔軟であること。
歌は自然体から始まり自然体で完結する。
1.鼻から吸って壁に立つ
2.鼻から吸って片手を上げる }重心はつま先に、口をゆるめる。
<楽器をつくる>
⋆始めは休機を拡げ、馴れたら拡げて息が入る。
1.ヨットー背筋を広げる。
両手を前に背中に向かって吸気、首は曲げない。
2.アコーデオンー肋間筋、広背筋を拡げる。
胸においた手を押し返すように拡げる。手の甲で押す。
3.口・鼻とじー上胸部円周を豊かにする。
(大きな風船~保って手をおろす)
4.氷のうー横隔膜を下げインプルスに深く息を入れる。
みぞおちとインプルスに手、そこを広げるように息を吸う。
膝をゆるめる。
5.膝をストンー横隔膜の自覚。短期間で息を吸うー(犬呼吸)
自然体~足を前後に膝をストンと曲げ息を吸う。
6.純粋呼気ー自然体が保ち易く、のどに無理がかからない。
インプルスから胸を押し上げる。インプルスに深くいきを吸い、 自然体2.で息を出す。(自然体に戻る)
*以上の運動で、高音から低音まで正しい統一をはかる。
<アンザッツポジション>
理想的な歌い方は、一つの音色で最高音から最低音まで歌えること。
頭声、胸声など、部分的に動く筋肉は違うが、あくまでも全体運動の中での部分運動であること。
アンザッツポジションは、それぞれが共鳴ポイントだが、全体として用いられ曲の要求によって強調される。
1.上の歯ー(親指一本唇の前)背中から回された息で「S:」「Z:」
「PTKFS(f)」 平べったい声がはっきりする。
2鎖骨中央のくぼみー(えりまきトカゲ)砂骨から肩に掛けて息を乗せる。
唇は引かれる。ろっ骨甲状筋で咽頭が下がり固定される。
(喉が「開く)
3A.鼻の付け根ー(高音ハミング・Ni・Ni)‐鼻をつまんで「NiNi」発声暗 い声。
鼻に掛った良く鳴る声で声帯筋の緊張と伸展。口蓋全体がドーム
3B硬口蓋ー(香を嗅ぐ)-ほほ骨上げる「uh 」
声門は閉じられ、まるく柔らかい響きの乗った声。
4.頭頂・軟口蓋ー(ストローで細く長い息を頭頂に吸う)鎖骨~咽頭に向かって 緊張し背筋が拡がる。胸骨甲状筋と口蓋・咽頭筋の共働により、 声帯は最大伸展し薄くなり声が軽くなる(デックング状態)「NiNi」
5.額(舌の力を抜いたハミング)-アゴをつかみ~おでこに手、そこから細い息がでる感じ。音は弱く細いファルセット。
咽頭がゆるみ少し高くなり 声帯中央が少し開く。 p ~f までのロングトーン、あるいはfからsub.pに移行する時の力を抜いた発声。
6.首のつけね(後ろを開く)-両手を顔の横、手をめくりながら腰に息を入れる。声帯は最大伸展し強力な声をつくる。
艶のある響きと充実した豊かな高音を生み出す。
高音になるにつれ 更に後下に引かれる。「Ya 」
これらの発声法にプラス、[アオ] という発声を加える。
*以上、声を出しながら練習を重ね、自然に歌に応用していくことで少しづ つ実感される。
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